つくばライフサイエンス推進協議会

つくばライフサイエンス推進協議会

筑波研究学園都市つくば地区の活性化及び我が国のライフサイエンスの発展に寄与することを目的に発足した組織です。独立行政法人および企業の30研究機関が加入しています。

沿革

  • つくば地区のライフサイエンス分野における優れた特性をさらに伸ばし、教育研究・開発と産業の活性化を通じて地域および社会に貢献することを目的に、平成24年2月に発足。
  • 平成25年10月に、会員機関から構成されるつくば生物医学資源コンソーシアムの実施する「つくば生物医学資源を基盤とする革新的医薬品・医療技術の開発」がつくば国際戦略総合特区の事業となる。
  • つくば地区の生物医学資源(バイオリソース)の会員間の利用促進の取り組みなどつくば地区の生物医学資源の「見える化」に資するデータベースの構築などの創薬のための共通プラットフォームの整備を推進。

つくばライフサイエンス推進協議会会長からのメッセージ

会長 浅島 誠

今(2015年)から約40年前、科学技術における高等教育推進の需要に対応するために、つくば地域に、様々な国立研究所や民間企業の研究所が設立されました。筑波研究学園都市の設立以来、つくば地域には、300以上の国立と民間の研究機関が設立され、世界屈指の研究学園都市として機能してきました。しかしながら、個々の研究機関は優れた研究成果を生み出してきましたが、自らの研究開発を行うにとどまり、革新的な研究開発を創出することが難しい状況でした。それゆえ、私達は、2012年2月に、つくば地域におけるライフサイエンス分野における共同研究開発を促進するためのシステム、すなわち、「つくばライフサイエンス推進協議会」を設立しました。2014年時点で、つくば地域の19の企業、独立行政法人研究機関そして筑波大学が参画しています。協議会は、教育、研究、開発、産業を活性化することにより、社会に貢献することを目的としています。また、産学官連携を通じて、協議会会員に利用可能な生物医学資源を提供し、新しいビジネスが創出されることも期待しています。これまで、我が国においては、このようなシステムはありませんでしたが、つくばの総力を結集して一つの協議会に集約しました。この度、つくばライフサイエンス推進協議会は、人材養成を通じて社会に貢献するために、新しい大学院方式である協働大学院方式のライフイノベーション学位プログラムを筑波大学に設立する運びとなりました。今後、筑波研究学園都市の叡智を結集し、ライフサイエンス分野で国際的リーダーとして活躍する高度専門職業人や研究者の養成に努めていきます。